[Linux] Xmingを使ってみた (Cygwinでクリップボードのレスポンスが異様に重くなる件-解決編)

以前のエントリー([cygwin] Cygwinでクリップボードのレスポンスが異様に重くなる件 - プログラム番長のヲボエガキ) しばらくの間は解決したように見えたが、
実は全然解決していなかった。


元々クリップボード共有に不具合があるらしく、同様の症状の書き込みがちらほらと見られる。
そんな中に、XmingのBugzillaで、同症状を修正したとの書き込みを発見したので、早速Xmingを導入してみた。

ここで注意。
Xmingはカンパウェアのようで、最新版はPayPalで10ポンドほどカンパしないと最新版がダウンロードできない。
(クリップボードの不具合修正は、公開版6.9.0.31には含まれていない……)


振り込みをすると、程なくパスワードが送られてきたので、最新のスナップショット Xming-6-0-9-31 を取得。インストールした。


インストール完了後、XLaunch.exe を早速起動。


Select display settings
Multi window
Display number: 1

Select how to start Xming
Start program

Enter or choose one X client to Run Local or Run Remote
Startprogram: $HOME/xming-init.sh(後述)
Run Remote: Using PuTTY
With compress: チェック
※ここで、Password の欄には記入してはいけない
 →理由はわからないが、ターゲットとの接続に失敗してしまう

Specify parameter setting
Clipboard: チェック
Remove font server を設定



さて、上記のStartProgramの項目で、gnome-terminal などを直接指定した場合、LANGが未設定なため諸々不具合が起こってしまう。
このためだけに~/.bash_profileとかに記述するのもちょっといやなので、~/xming-init.shというファイルを用意した

#!/bin/sh
export LANG=ja_JP.eucJP
gnome-terminal

接続時に他のアプリも立ち上げたくなったときには、このxming-init.shに追記すれば良いという寸法。


今のところクリップボードの不具合も発生しておらず、至極快適。
同症状で困っている方にはオススメ!!!